ディープインパクトと相性が良い母父はストームキャット系の種牡馬です。

ストームキャット系とディープインパクトの関係

 

ニックスで誕生したG1馬に注目

ストームキャット系とディープインパクトの関係は、優秀な競走馬の生まれる可能性が高いニックス配合の代表的な事例です。
海外での活躍が際立っている特徴があり、これは日本よりも重たい芝コース(洋芝)との相性が良いことを意味しています。

 

ディープインパクト産駒は瞬発力に優れた馬が多いのに対して、ストームキャット系はパワー系の血統です。
スピードとパワーのバランスを兼ね備えた配合だからこそ、様々な環境のレースで結果を残しているのでしょう。

 

2021年11月現在、父ディープインパクト×BMS(母父)ストームキャットによる配合では、国内外9頭のG1馬が誕生しています。

 

  • ダノンキングリー
  • キズナ★
  • サトノアラジン
  • リアルスティール★
  • ラヴズオンリーユー
  • ラキシス
  • エイシンヒカリ★
  • アユサン
  • スタディオブマン★

★は海外重賞勝利馬

 

ストームキャットについて

ストームキャットは1983年生まれで2013年(当時30歳)に亡くなった競走馬および種牡馬です。
年齢的に現役馬の父になることはなく、母父か更に上の世代から遺伝子が受け継がれています。

 

1885年にアメリカでデビューして初年度からG1を制しますが、翌年はクラシック戦線には出走せず秋に2戦したのみで引退しました。

 

引退後は種牡馬になり、当初は注目を浴びる存在ではなかったですが、初年度から活躍する馬が続出して一時期は種付け料が世界最高水準(約6,000万円)に達した実績を持っています。
1999年と2000年には北米リーディングサイアーを獲得するなど、アメリカ競馬史に残る名種牡馬です。

 

産駒の特徴はダートや欧州の深い芝などの力が必要なコースと相性が良い、パワー型の競走馬が多いことです。
日本にもストームキャット産駒の馬が50頭ほど輸入されましたが、日本の高速馬場との相性が悪く、欧米ほど目立った成績は残せませんでした。

 

日本で活躍した馬はダートで結果を出すことが多かったですが、スピードが不足していて勝負所で伸び悩むシーンが多かったです。
その後、ストームキャット系は父系祖父または母父の孫世代から日本競馬で活躍するシーンが増えました。

 

 

ディープインパクトについて

 

現役時代は無敗のクラシック3冠を達成し、種牡馬になってからは2020年終了時点で9年連続JRA・全国リーディングサイアーを獲得している名馬です。
競馬ファンの方なら、ディープインパクトの実績と血の凄さを理解していることでしょう。

 

パワーとスピードの融合?ストームキャット系とディープインパクトのニックス

日本競馬を根本から変えた偉大な種牡馬、サンデーサイレンスを父に持つディープインパクトは、瞬発力とスピードが強みで末脚の持続力も兼ね備えていました。
競走馬としてのキャリアは全て芝2,000m以上で中長距離への適正が高いです。

 

産駒馬の距離適性としてはマイルから2,400mくらいの中距離に強く、特に日本ダービーでは「とりあえずディープ産駒を買え」とまで言われるほどの独壇場でした。
過去10年の記録を見ても、優勝馬10頭のうち7頭がディープ産駒という大記録を知ってもらえればお分かりいただけるでしょう。

 

当初は皐月賞や天皇賞(春)などの中距離以外で勝てませんでしたが、次第に幅広い距離で活躍する産駒が誕生しました。
特に連対率と勝率が高いのは芝1,600mと1,800mです。ダートで大成した産駒はいなく、日本の高速馬場との相性が良いスピード型が特徴です。
そして、父のサンデーサイレンスと同様に幅広い血統との相性が良く、種牡馬としての万能性・安定性を兼ね備えています。

 

 

パワーとスピードの融合

 

ここまでご覧になれば分かる通り、ストームキャット系とディープインパクトの関係はパワーとスピードを融合させた血統です。
この血筋を受け継いだ競走馬はそれぞれタイプが異なりますが、パワーとスピードを兼ね備えた馬が多い特徴を持ちます。
血統は特徴の異なる繁殖馬の配合が結果を残すケースが多く、ストームキャット系とディープインパクトは相性が良い配合の典型的な事例です。

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